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【南海グループのイノベーション人材 Vol.1】南海不動産 塚本洋平さん – 海外IT人材紹介事業『Japal』

イノベーション人財

南海グループが選ばれる沿線、選ばれる企業グループとなるために必要な成長と変化。

その実現に向けて新規事業という一歩を踏み出す南海人に、挑戦への想いについて語っていただく『南海グループのイノベーション人材』。

第1回は、京都府内の急性期病院(総合職/経営企画部)での職務経歴の後、2017年に南海不動産(企画部)に中途入社。現在は海外IT・技術系人材紹介事業「Japal」の事業開発責任者を務める塚本洋平さんをご紹介いたします。

Q.塚本さんはもともと新規事業やイノベーションの取り組みに関心をお持ちだったのですか?

A.いえ、そういう訳ではなかったです。入社から1年程度は、ちょうど南海電鉄及び当社が手掛けていたYOLOBASEが完成間近の頃でした。こちらは不動産新規開発事業なのですが、その業務サポートをしていた当時、上司から「塚本さんも何でも自分でやってみてください」と言われて。その方が実際に色んなところ飛び込んでいく方だったので、それを見習っていこうとなったのが最初のきっかけですね。

Q.そして社外へ足を踏み出し始めたことが本事業開発にも繋がってきたのでしょうか。

A. そうですね、とにかく色んなイベントに参加して、社外の人から話を聞いて人脈を拡大するとともに勉強しました。そうした中、東京のベンチャー企業を経由して、本事業のパートナーであるネパールの青年シャラド・ライ氏と知り合ったんです。

彼の話から、今のネパールは近代化の最中にあり、IT技術によってその成長スピードは急速であると知りました。国として新たな産業を生み出すためにもIT技術の発展に注力しています。

一方で、日本は2030年には79万人のIT人材不足に陥る(経済産業省)と言われている。それを考えた時、両方の社会課題の解決できるのでは?と浮かんだんです。そしてネパールの優秀なIT人材を紹介する本事業を始めました。

Q. 新規事業を推進する中での苦悩はいかなるものでしたか?

A. 開始当初の周囲の反応は「へぇ~」「何言ってるの?」がほとんどです。

この事業検討を開始して事業化に至る1年半、250社くらい営業回るなかでこの事業の壁は大きく2つありました

1つは日本でネパールに対する認知度が低いこと。同じアジア圏内でもベトナムなどのIT人材は既に日本国内でも浸透しているのですが、ネパールの高度人材は馴染みがなく、なかなか聞き入れてもらえない。

これに対しては、イベントやセミナーを開催して取り組みについて説明する機会を設けました。それによってまずネパールがどのような国なのかという点をお話しして、その後の商談に繋げていくという方法で解決しようとしています。

Q.もう一つの壁は?

これが新規事業であることです。当社は不動産会社であって人材系の事業会社ではないし、採用企業としても人件費は企業の中でも最もコストのかかるところですからかなり慎重に検討されます。

一方で、社外に出た時に「『南海』の塚本さんだから話聞いてみよう」という場面も多かったんです。これは我々にしかない強みであり、南海グループの諸先輩方の築き上げてきたブランドを活かしていきたいなと思って対峙していきましたね。

Q.イノベーションを起こす上で現在の当社の雰囲気はいかがですか?

当社グループは「総合生活企業」なので、ある一定の範囲に関してはグループ内で完結してしまう傾向があって。グループ外の考えが入って来る機会って少ない分、凝り固まってしまっている印象はありますね。「他社にあって当社にないもの及び、他社にないけど当社にあるもの」を考えることも事業シーズを探す上で有効かもしれません。

いくら社外の人の成功体験を聞いても「いや、それは御社(他社)だからできるんですって」と片付けしまいたくなりますよね。だからこそ「南海でもできるのか!」というきっかけに私もなれたらと思っています。

Q.事業を形にしていきたい期待感と推進する中での不安のバランスは?

勿論不安でした。社外でたくさんの人と出会って広がっていっても、社内に持ち帰るとなかなか話が進展しないということが多々ありました。

ただしこれは当然のことで、社外の人の意見が100%正しいことは絶対になくて、それを何度も社内に持ち帰ってチーム内で検討をしました。私の場合、幸運だったことはチーム内に社長などの決裁者がいたため即刻判断が出来るため、ベンチャー企業に負けないスピードで仕事をすることができたことですね。

チーム内で「とにかく今、こういう状況で困っている」と共有すると「それならこうしたらいいんじゃないか?」と具体的なアドバイスを貰ったり、不安が次第に現実的なものに変わって。不安から確信に変わっていく感覚はありましたね。

Q.挑戦する人を応援する側のベストな対応はどのようにお考えですか?

将来的には事業推進者本人が作っていくものだから、現時点で今やっていることを徹底して支援してあげる、事業化に近づける、具現化していくことで推進者本人の不安も解消されていくと思います。実績の積み重ねと経験しかないと思うんですよ、大企業の新規事業開発は。

その際に夢物語を語っていても事業実現性という意味では低くなってしまいます。ですので推進者本人は、このようなことをしたいという自分の意思を明確にして、それに対して会社(南海)として、それがどこまで実現性の高い事業企画なのかを決裁者も含めて一緒に検討することが重要だと感じています。

Q.挑戦するにはやはり周囲の存在が不可欠でしょうか。

A.もちろんです。社内外の気心が知れた様々なパートナーの支えが間違いなく必要です。社外の事業パートナーの新しい発想や考え方に触れながら、同時に社内の支えがなくてはJapal事業も絶対に事業化することはできなかったと思います。困った時はとにかく壁打ちに付きます。相談して相談して相談しまくる(笑)

そして、何でも一人でやろうとしないことも重要です。「新規事業開発は孤独」という格言もあるくらい、どうしても一人でやりがちになってしまいますが、社内に助けを求めることが重要ですし、そのことにより、今私はどんなことをしているのかを社内で理解してもらえるという効果もあります。

Q.その気心知れた関係構築に必要なものとは

「トゲのある人間」って近寄り難いじゃないですか。もちろん私も若い頃は「やったるで!」って尖っていたこともありました。けれどもある時に「なんか尖るのってダサいな」って気付いて、失敗してもいいし怒られてもいい。人の懐に本音で飛び込んでいこうとすると可愛がってもらえるようになりましたね。尖っていても良い事ないので。

当時は尖っているつもりないんですけどね。振り返ると尖っていたなぁと(笑)

これからイノベーションに取り組む方へのメッセージ

新規事業は「これやりたい!」だけで始めてしまうと、どうしても世に打って出た時に「どうやってこれをビジネス(マネタイズ)にするねん」と指摘を受けすぎて、せっかくの当初の想いが段々としぼんでしまうことがあります。

本事業がネパール・日本両国の社会課題の解決を想定しているように、世の中にある事業シーズの中で「これやりたい!」と浮かべて社会の課題を解決していくと事業化はしやすいと思います。

やりたいことって机の前で座っててふっと出てくるものでもなくて。まず社内外の色んな人と話をする、その中で「私やったらこうする、南海やったらこうする」というひねりを加えてあげるだけで、「これやってみたいかも」ってスッと降りてくるんですよ。結局は人とのコミュニケーションが重要ですね。

新規事業部からのご案内

新規事業部では、今後も当社グループのイノベーションを支援していきます。また、イノベーション人材も紹介して参りますので、ご希望の方はお気軽にお問い合わせください◎

海外IT・技術系⼈材紹介事業『 Japal (ジャパール) 』について、詳しくは下記リンクをご覧ください。

Japal 高度ネパールIT技術系人材紹介 ~ Nankai Nepal Project ~ | 日本 (nankaifd.net)

『 Japal (ジャパール) 』新サービス(第 3 期)開始 ニュースリリース

高度外国人材活用トークセッションイベント 10月12日開催@大阪/10月21日開催@沖縄

 

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